11月23日(月)筑波サーキットコース1000@ZX-6R

筑波モーターサイクル振興会が主催するレッスン方式の走行会に参加してきました。
この日は「秋吉耕佑ライディングスクール」と銘打って筑波のコース1000で開催されました。
ここの走行会は初めての参加だったのですが走行クラスが細かくレベル分けされているのと
何よりそのクラスを担当する講師陣が豪勢なのが売りでそれなりに楽しみにしていたのですが・・

当日の予報では夕方頃から雨になるが少なくとも午前中は天気が持ちそうとの事でした。
朝に家を出る段階では空はどんよりとした雨雲で覆われて日差は皆無でしたが、雨はまだ
降ってはおらず路面もドライの状況でした。とりあえず予報を信じて現地に向かいます。

現地に着いて割り当てられたピットに車両を降ろして受付を行い、豪華講師陣の紹介も兼ねた
走行前ミーティングが始まったのですが・・丁度その時にポツポツと雨が降りだしてあっと言う間に
コース上はフルウェットのコンディションに・・気温も真冬並みの寒さで走る前からテンションが
下がりまくり・・午前中は先導走行が2本、午後からフリー走行が2本のスケジューリングでしたが
最初の走行時間になっても雨の止む気配は無く、時折小降りにはなるものの終始降り続けて
今日のドライコンディションでの走行は諦めざるを得ませんでした。

まぁ先導走行ぐらい走っておこうかなと思って午前中2本走ってみましたがレインでもない普通の
ドライ用のレーシングタイヤでこんなコンディションを走るのは貴重な体験と言えば体験でした。
氷の上を走っているような何ともいえない感覚でこれ以上アクセル開けるとヤヴァイって部分の境界が
ほんの少し垣間見えたのが唯一の収穫でしょうか・・・調子に乗って午後1本目のフリー走行も走って
みたんですがヘアピンを抜けて左コーナーから最終コーナーへの飛び込みまでの左高速コーナーで
ケツがズリズリッと滑り出した後はまったくアクセルを開ける事が出来なくなって以降の走行は
キャンセルしました。

今日の売りだった元ホンダのテストライダー秋吉選手ですが見た目に反してと言っては失礼ですが
落ち着いた雰囲気で声も若干小さめで、勝手に自分が思い込んでいたもっと荒々しいイメージとは
正反対の印象の紳士でした(笑)何でもコース1000の走行も先導車両のタイヤが履いているα13も
初体験と言う事で雨の中最初は苦戦していたようですがそこはさすがにGPマシンを走らせていた
テストライダーと言う事で怖い怖いという割にはすぐに適用していたようでした。

秋吉選手の話の中で一番印象に残ったのは目を使う事です。GPライダーは目で見た情報を
瞬時に判断して次の動作に移るまでの身体能力が格段に高いそうです。300km/h以上の速度域で
ヘルメットを介した視界はほんの僅かしかなくその少ない情報量の中からどの情報が有効か判断して
手足にインプット出来るかが文字通り勝負の分かれ目だそうです。またコーナーでの目線はCPを
通過する前にもう次のコーナーへ向けるぐらいが丁度よいとの事でした。

タイムを気にする余裕など無かったので走行中はラップショットをオフにしていました。帰宅後に
GPSログを確認するとフリーより2本目の高速先導走行の方がタイムが出ていて笑ってしまいました。
とりあえず走行自体は無事に転ぶことなく終了したのですが家への帰路でまったく予想外の事態が
発生しました。走行中に突然トランポの左フロントタイヤの当たりから異音が発生して
何かを引っ掛けてしまったかと思い、路肩に止めて確認すると・・・左フロントタイヤのエアが抜け
ほとんどホイールだけで走行している!?先日、菅生へ行く前に空気圧確認と補充をしたばかりなのに・・・

仕方ないのでディーラーに電話をして引き取りを依頼すると・・スペアタイヤを積んでませんかね?
との指摘にすっかり存在を忘れていたスペアタイヤの事に気づき、取説片手にジャッキアップして
その場でタイヤ交換を始めました。で、タイヤを外してさぁスペアタイヤを取り付けようかと言う時に
ディーラーの整備士の人が車で到着して後の作業を引き継いでくれました・・・と言っても残り作業は
タイヤをはめてネジ4本回すだけでしたけど^^;

何だかサーキットでの走行よりそれ以外の出来事でクタクタになった一日でした・・

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