11月16日(月)スポーツランドSUGO@ZX-6R

日増しに寒さが増して少しずつ紅葉の季節になってきました。毎年恒例となっている
秋のウィズランライディングスクールSUGO走行会に参加してきました。
土日を挟んだ月曜開催だったので仙台の実家に前日入りし、余裕を持って現地入り出来ました。
週末はずっと雨模様で当日は日曜の雨が路面に残っていないか心配だったのですが
予想に反して見事な秋晴れとなり、予報では10月中旬頃の陽気になるとの事で
今年最後の菅生は絶好の走行条件になりそうでした。

走行枠も11時からと、お昼を挟んで13時からの2本をそれぞれ1時間ずつ気温が一番高めとなる
走行枠を確保してくれていました。走行前のブリーフィングではサーキット走行の基本と
菅生攻略のコツを宇井選手の話術を交えて時間をかけてしっかり説明してくれました。

菅生を早く走るにはコーナーで必要以上にブレーキをかけすぎない事、そのためには
クラッチ操作と立ち上がりのアクセルでパーシャル区間を巧く使い分けるのがコツとの事。

正確なクラッチミートはエンブレを殺してスムーズな挙動でコーナリングが出来るのが理想。
回転数を下げずにクラッチがギリギリかかるポイントでクラッチレバーを操作する事。
シフトチェンジではなるべく高い回転数を維持して再度回転が上がるまでのタイムラグが
発生するのを防ぐ。またブレーキをリリースしてからすぐにアクセルをガバ開けするのではなく
一瞬パーシャルの区間を意識的に設けてフロントの荷重をかけ続ける事で曲がる力を残しつつ
安定したコーナリングが出来るようになる。

上記のコーナリング操作中のタイヤの使いどころはブレーキングからリリースまでが
タイヤのショルダー部を使いパーシャルから向き換え区間にかけてはエッジ部を使う。

結構目から鱗だったのがサーキット走行ではエンブレは百害あって一利なしという点です。
自分の中ではエンブレもブレーキングの一部として認識していたのですが回転数が落ちる、
チェーンにバックトルクがかかるなどコーナーを早く走るには阻害要因しか無い事が解りました。

菅生の1コーナーから2コーナー、ハイポイントからレインボーコーナー、そしてSPから12コーナー
この3つの区間は類似のコーナーとして上記のクラッチ&パーシャル走行で同時攻略が可能。
1コーナーはコーナー入口に勾配があるため思った以上にスピードが落ちるので
若干オーバースピード気味に進入する。600SSのブレーキングポイントは150の看板辺り。
ブレーキリリース後に一瞬パーシャル区間を設けてからアクセルを当て、2次旋廻を利用して
2コーナーを回る。その際は左に寄り過ぎない事。

ハイポイントはS字の登りで2速のオーバーレブ当たりまで回してから3速に繋いでアクセル全開から全閉
シフトダウンせずに3速のまま進入する。ここでも一瞬パーシャルを当ててからアクセルを開けていく。
レインボーはクリッピングポイントをかなり奥に置いて曲がるようにする。ふと、もてぎの130R進入も
同じように奥にクリッピングを置いてやれば速度を維持しつつ進入できるのではないかと感じました。
今度試してみようっとφ(゚д゚)メモメモ・・・最初は交換したばかりのタイヤとコースに慣れていなかったので
何度もオーバーランをして芝生の上を走ったり、逆に切れ込みすぎてIN側ゼブラに引っかかって
倒れそうになったりとレインボーは一番不安定で苦手なコーナーでした。

馬の背は200の看板辺りでブレーキングを開始する。必要最低限のクラッチリリースで回転数を維持し
エンブレを使わないようにする。今日はここが一番の収穫でした。ここまで自在にブレーキングコントロール
が出来る感覚はダメダメだった6R純正のトキコキャリパーをZZR1400純正のニッシンキャリパーに
交換して筑波を走った時以来かも・・・最高速も3㎞/h以上上がって初めて230㎞/hの大台を超えて
232.2㎞/hをマークしていました。菅生では磁器センサーのLAPSHOTが使えないので走っている最中は
タイムは不明だったのですが体感的に少なくともベストは更新している!との確信がありました。

走行会自体は16時前に終わりその後常磐道をひた走り自宅に戻ってGPSロガーをLAP+に読み込ませて
走行ログを確認すると・・・ベストは1分47秒210ヽ( ´¬`)ノ !!前回出したベストから2秒以上の更新でした。
今年はメインで走っている筑波ともてぎがレコード更新はおろかベストから1~2秒落ちのタイムしか出せず
モヤモヤしていましたがちょっとだけホッとしました。唯一残念だったのはGoProのバッテリー切れで
ベストを出した動画がまったく取れていなかった点です。次回の走行は来年の春以降だろうし
今日の感覚を忘れないうちにまた走りたいなぁ・・・。

■タイヤメモ
走行時間:50分×2

フロント:RACETEC Interact(K1)
総走行時間:1時間40分

リア:RACETEC RR(K1)
総走行時間:1時間40分

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