6月4日(火)ツインリンクもてぎロードコース@ZX-6R

関東地方では梅雨入りしたのにもかかわらず、まったく雨が降らない状況で
ギリギリまで予報を確認しつつ予約したもてぎレーシングスクールLightも
ピーカンのお天気で湿度もそれほど高くなくタイヤにも人間にも過ごし易い
良コンディションでの走行になりました。

平日にも関わらず走行台数は全クラスで40台超となり、私は前回と同様Aクラスで
元世界チャンプ鬼の坂田教官からご指導を賜る事になりました。
冗談はさておき今回も数々のありがたいアドバイスを沢山頂戴してきました。

まず前回も言われたストレートできちんと伏せる事の徹底。単に伏せる事で
空気抵抗を減らすだけではなくもてぎのようなハイスピードコースでは別の面で
有用な効果がある事を教えて貰いました。どういう事かと言うとスピードを出すと
人間は視点が低いと不安や恐怖感を抱きます。ストレートできっちりタンクに胸が付くまで
伏せて低い位置にしておいてブレーキングで一気に上体を起こして頭部を高い地点に
持って行けばスピードダウン効果と相まって視界も高くなり恐怖感も一気に
軽減出来るという仕組みです。

伏せるコツは両肘でタンクをしっかりホールドし、胸をタンクにこすりつけるぐらいに
くっつけて背中は猫背気味にして後頭部をツナギのコブに押し付ける形にしてスクリーンごしに
前方を覗き見る形にする。

コーナリングではCPが一番車体が寝ている状態でその後はしっかり車体を起こして
アクセルを開けていくだけ。コーナリング中盤ではアクセルは開けずにアクセルワイヤーが
軽く張るぐらいにしておく。アクセルを開けると車体が起きてしまう事を意識する事。
例えばCPに行くのにスピードが足りないからとアクセルを上乗せして開けると車体が
おきてしまい更に曲がりにくい状況を作る事になる。

もてぎは典型的なストップ&ゴーのコースなので2次旋廻は意識する必要はない。
しっかりブレーキングで止めて寝かし、アクセルをオフにしてIN側に倒れるぐらいの
状態になった時にしっかりアクセルを開けてコーナーを脱出していく感じ。

ダウンヒルストレートでのシフトダウンで一気に3速もしくは4速落とす時は
最後の段だけは(ブリッピングして)丁寧に繋ぐようにする。

ヴィクトリコーナーは最終右コーナーのゼブラをなめるようにINにつけるように
車両スピードを調整する。特に最終手前の左コーナー部分はアクセルは開けず
エンブレを使って速度調整するようにする。

3、4コーナーが巧くいかない場合は4コーナーの脱出でしっかり加速できるように
する事を考えて無理をしない。速度を落としてCPにつくまではアクセルをオフにして我慢する。
5コーナーもしっかりブレーキングしてINにつける。ブレーキングの練習は限界手前から
徐々に奥に持っていくようにして調整する。

とにかく吸収しきれないぐらいのアドバイスを貰い30分×3本と中身の濃い走行が
堪能できました。結果的に前回の走行から約1秒アップの2'17.415がこの日のベストでした。
最後の走行で坂田選手に前後から走行内容をチェックしてもらいましたが、前回指摘を受けた
突込み気味な傾向はいくらか改善されたものの今度はコーナーで全然体が動いていないとの
指摘を貰いました。コーナーでの体のアクションが少なくS字などの切り返し部分などでも
もっさりとした動きになっていると・・・そういえば最近は意識して体を動かしていない気がします。
初心に帰りしっかり腰を動かし尻をINに出すようにしなくては・・・。

◆タイヤメモ
気温18.3℃、湿度69%、路温36℃(AM9:30)
30分×3
総使用時間:2時間36分

1本目(10:30)
冷間F:1.64、R:1.69
温間FR:2.0
2本目(13:30)
温間F:1.91、R1.9
フロント:レーステックK1(ソフト)
リア:レーステックK2(ミディアム)

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